KableCard レビュー

  1.  KableCard レビュー
  2.  ガジェット好きのためのマルチツール
  3.  まとめ

ガジェット好きのためのマルチツール

今回はKableCARD (KC7-JW)を紹介する。この製品はカードサイズに収まる、iPhoneやMacbookなどに使える、さまざまな機能を持っているマルチツールである。このカードサイズにぎっしりガジェットの部品がたくさん入っていて、私のようなガジェット好きにはたまらない製品だ。

化粧箱はこのようになっていて、透明のプラスチックの箱に入っていた。最初はMakuakeでクラウドファンディングをしていた製品らしい。

製品はとても薄いものになっている。色はホワイトを選んだので真っ白だ。洒落た感じで「CARD」と書いてあるように見える。

開くと、中身はこんな感じ。ガジェット製品同士を繋ぐ、ケーブルに関連するものが多く搭載されており、写真では本体から出している、左から「USB-C to Lightning」変換アダプタ、「USB-C to USB-A」変換アダプタ、「USB-C to MicroUSB」変換アダプタが一番使う頻度が高い部品であろう。そして、KableCard全体を一周するように配置されているのが「USB-C to USB-C」ケーブル」だ。USB 3.0以降には対応していないが、急速充電や最低限のデータ転送にも対応している。そして他には、SIMトレイを開けるための「SIMピン」や、「nano SIMトレイ」、「microSDカード」の差しこみ口などが搭載されている。

このように、「USB-C to USB toケーブル」が搭載されているので、画像のように前述した変換アダプタをこのケーブルにつなげて使用することによって6通りの接続方式をこのKableCard1つでこなせて、さまざまな機器と接続できて充電したり、データのやり取りができる。ちなみに、これらの変換アダプタは他社の別のUSB-Cケーブルにも使えた。

このKableCardのすごいところは、先ほど紹介した内蔵されているパーツを収納するケースという役割だけではなく、他にも多くの機能が備わっていることだ、一つは、画像の真ん中にある三角形の中に3つのLEDライトが搭載されていて、KableCardのケースにあるUSB-C端子とモバイルバッテリーや電源アダプタに接続するだけでLEDライトが点灯し、非常時などに使える。このライトはiPhoneに搭載されているライトより全然明るい。それから、同じようにモバイルバッテリーなどと繋いで、ケースの裏に無接点接続が可能な端末を置くと、ワイヤレス充電できる機能も備わっている。そして、何より一番すごいのがmicroSDカードを差し込んで、USB-CケーブルとiPadやMacbookなどと接続すると、microSDカードリーダーとして読み書きができることだ。これには驚いた。

しかし、万能だと思えるKableCardにも欠点がいくつかあり、1つ目はKableCardの蓋が画像のように、ここまでしか開かないことである。かなり開口角度が少ないので、ヒンジ近くにあるUSB-C to USB-A変換アダプタなどのパーツが取りづらくなってしまっている。それと、USB-C to Lightning変換アダプタはMFi非認証なので、今後ずっと使えるという保証がなく安心できない。3つ目はUSBケーブルが2.0の対応に留まっているなどの各パーツのスペックの古さが少し気になるところである。

前述した開口部が狭いのはこのように、ケースにある小さいスタンドを開いて、そこに携帯を乗せることで、携帯スタンドとして使えるからである。これは何気に便利。

まとめ

このようなiPadやMacbookで便利に使えるマルチツールがあると初めて知って購入してみたが、すごく便利で現在主流であるUSB-Cケーブルから他の端子に変換したい時や、緊急時のLEDライトや、microSDカードリーダー、スマホスタンドとして使える万能さには驚いた。ここまでできるガジェットツールは現在、唯一無二であろう。4000円以上する若干高価のものなのにも関わらず、若干チープ感はあるが外出するときも常に持っているととても便利に使えそうだ。それと最後に、全く使わないので構わないがKableCardに搭載されているSIM取り出しピンの取り外し方がわからない。

・変換アダプタが充実
・microSDカードリーダーを搭載
・ライトやスマホスタンドとしても使える
・開口部分が狭い
・LightningがMFi非認証

2022.05.19

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