2020年10月に発売されたM1チップ搭載Macbook AirがIT界隈全体で大きな話題となったが、筆者もそれに釣られて2020年12月に同じM1 Macbook Airを購入している。しかしその当時筆者が買ったモデルはまだ出たばかりの規格のCPU搭載ということもあり、一番スペックが低いモデル、いわゆる吊るしモデルというストレージ、256GB、メモリ8GBの最低限のものだった。しかし、このM1チップは、メインマシンとしても長く使える非常に優秀なチップということが1年半以上使用して感じ、長く使うにはもっと大きな容量のMacbookをメインマシンとして使いたいと思い、M1 Macbook Airを買い替えることを決めた。
スペックは
CPU | 8コアCPU/8コアGPU M1チップ |
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メモリ | 16GB ユニファイドメモリ |
ストレージ | SSD 1TB |
カラー | シルバー |
いわゆる最上位モデルを選択した。別名Ultimateモデルとも言われているらしい
今回購入したのは、通常の新品ではなく、Apple公式サイトでのみ販売されている整備品と呼ばれるいわゆる新古品である。整備品はかなり定価より値引きがされていて、購入当時の価格は173,800円だった。
パッケージもカラフルな通常の新品とは違い、灰色の文字のみが印刷されているシンプルなデザインである。整備品とはApple公式サイトでは「認定整備済製品はApple認定の整備プロセスを経て品質が保証された製品です。さらに、1年間の製品保証が付いています」と表記されており、Apple社が品質を保証している製品である。おそらく具体的には、一度誰かの手に渡ったがすぐに返品された商品を新品同様に整備し、整備品として販売しているのが実態であろう。Appleに返品された製品の中から新品同様にまた再販できると判断された製品が整備品となっているのだと思う。さらに、保証も新品と同じ扱いである。
開封すると新品と同じ梱包方法がされていた。本体を守る新品を表すフィルム、通称ペリペリもしっかり巻かれていた。
付属品はいつも通りのAppleステッカーその他紙類と、USB-Cケーブル、USB-C 30W アダプターが同梱されていた。付属品は完全なる新品だと思われる。
本体の見た目はただ中身のスペックを変更しただけなので、当たり前だが全く目新しさは感じない。しかし、毎度見るたびにMacbookのデザインは美しいと感じる。整備品だが、傷や汚れひとつなくほぼ新品と言っていい状態だった。バッテリーが何回充電されているかがわかる充放電回数を見てもほんの僅かだったので、普通に新品と言ってもいい商品に感じた。
本体を開けると、これも新品と同様に画面とキーボードの間にも薄紙が挟んであった。本体を開けると自動的に起動する。
MacからMacへの移行は非常に簡単で最初のセットアップ画面から簡単にデータを転送することができる。旧Macと新Macをデータ転送に対応しているUSB-Cケーブルで接続するだけで、画面に従って操作するだけでデータが設定から何から何まで全て転送してくれる。なので、すぐに新しいMacを買ってもいままでの自分のMacのように使うことができる。ここがApple製品の大きな魅力でもある。
さて、大幅なスペックアップをして思ったことは「特に変わらない」である。しかし、「それじゃあ買い換えた意味がないじゃないか」とツッコまれそうだが、筆者自身も自分の使い方ではあまり変わらないことはわかっていて、余裕を買ったというところである。すごく高度な動画編集をしたり、高負荷なクリエイターソフトを同時に使用する人なら違いがわかるかもしれないが、筆者は事務レベルの作業やYouTubeの閲覧が主で、時々Final Cut Proで動画編集をするぐらいなので、あまりスペックアップの恩恵は受けられないのかもしれない。
しかし、長く使うにはスペックに余裕を持たせたほうがこの先絶対いい方向に行くし、気持ち的にも余裕ができると思ったので、今回は購入した。時間が経てば容量が多いモデルを選んで良かったと思う日がそのうち来るであろう。それと改めて、メモリ8GBでもサクサクに動作するM1チップの優秀さを感じられた。
2023.02.03