今回紹介するのはApple USB-C Digital AV Multiportアダプタだ。これは、Apple純正が唯一販売しているのUSB-Cハブである。しかし、ハブと言っても他社のようにたくさんの端子が搭載されているわけではなく、「USB-C端子(充電用)」、「USB-A端子」、「HDMI端子」の3つのみである。なので、Apple社としては商品名を「アダプタ」と表現している。それなのに、なぜこのハブを購入したのかというと純正ならでは安定感とHDMIの4K 60Hz出力対応の2点である。USB-Cハブのほとんどの機種がHDMI端子のスペックが4K出力の場合、30Hzにとどまるが、この純正ハブは4Kで60Hzまでの出力(Hzの単位は1秒間に何回画面を書き換えられるかということ)に対応している。さらにネットの口コミを見ても、サードパーティ製より安定感があるらしいのでこれを選んだ。
いかにもAppleらしいしっかりとした箱だ。製品の写真がそのまま印刷されているシンプルなデザイン。
画像のように前述したが、3つのポートを備えている。
搭載している端子は3つのみなので、USB-Cハブとしてはかなり小さめ、ケーブル部分がとても短いのがコンパクトでうれしい。
本体はこんな感じで、端子の名前やロゴが印字されてる以外は真っ白のとてもシンプルなデザインだ。端子部分も全部白で塗装されている。Appleのケーブルや純正品はかなり真っ白にこだわっているので、白好きの筆者からするとたまらない。
このUSB-CハブはApple純正品なのでコンパクトでデザインがシンプルなのが個人的には気に入ったそして、一番良かったのが、本体の発熱が少ないことだ。Anker製などの他社のUSB-Cハブは長時間使っていると鉄板のように熱くなることがある。しかし、このハブはそのようなことが全くなく、ああたたかい程度でMacbookのバッテリー消費も少ないのが助かる部分だ。当たり前だが、しっかりHDMIも4K60Hzで出力できて、USB-Aのデータ転送もかなり速度(5Gbpsまで対応)が出ていた。ちなみに、USB-C端子は充電専用でデータ転送には使えないので注意。
端子は3つしかないが、SDカードを使う頻度が少なく、ストレージもSSD一つで運用している筆者にとってはこれで十分だと感じた。なので、昨年購入したAnkerのUSB-Cハブは手放した。この製品の唯一のデメリットとしては、USB-Cハブとしては少ない3つしか端子がないのに、税込7,480円もする値段の高さだろう。しかし、安心感と安定性を買っているので仕方ないかもしれない。
2022年末このUSB-Cハブを売却した。なぜなら、記事執筆当時「端子は3つしかないが、SDカードを使う頻度が少なく、ストレージもSSD一つで運用している筆者にとってはこれで十分だ」と豪語していたが、全然十分ではなかったから。やはり、USB-CハブにUSB-C端子が充電専用の1つしかないのは不便だった。なので、このAnkerのUSB-Cハブをまた買い戻した。やはり、AnkerのUSB-Cハブが一番便利だ。
2022.05.22